私たちは現在、遠く海外から輸入した、石油、天然ガス、石炭等の化石燃料を利用して、あたりまえのように豊かなくらしを享受しています。
しかし、数十年前までは、周囲の森林から得られる薪などが私たちのくらしを支えていました。
エネルギー源として森林を利用しなくなった今日、森林は荒廃し、薪や木材の供給機能を失いつつあります。
近年、行政の施策により、木質バイオマスの利用が促進され、各地に木質バイオマス利用施設が建設されています。
かつてのように森林が有効に利用されることが期待されていますが、エネルギー需要が電力に偏ってしまった現在、木質バイオマスに関しても大部分が発電向けとなっています。
バイオマス発電は化石燃料や原子力による発電と比べて極端にエネルギー効率が低く、エネルギーの回収率は30%に満たないのが現状です。
私たちは木質バイオマス利用の効率を高め、更には有用なケミカル物質を抽出するための研究を行っており、2014年10月、バイオガス製造に関する特許を出願し、2016年4月、国際出願に至りました。
限りあるエネルギー資源を最大限に有効利用し、我が国をエネルギー自立国家とするのが私ども株式会社ヨネクニの使命です。
社員一同